理想的なマットレスは、少なくとも次の3つの条件を満たしています。1つ目は「正しい寝姿勢を保てる」こと、2つ目は「体圧分散性に優れている」こと、3つ目は「寝返りが打ちやすい」ことです。
【立ったときの姿勢が良い寝姿勢】
真っすぐに立ったとき背骨はなだらかなS字のカーブを描きますが、寝ているときもこれに近い姿勢を保つことが体にとって自然な状態です。背骨の中には脊髄という大きな神経が通っていますが、背骨が正しいS字を描けていないと、この神経にも影響を与えます。起きているときだけでなく寝ている間も正しい姿勢を保つことは、体にとってとても大事なことなのです。
【正しい寝姿勢のための体圧分散】
正しい寝姿勢をキープするために必要なのが、寝具の体圧分散力です。マットレスの特徴として「体圧分散に優れている」というフレーズを耳にしたことのある方もいるでしょう。体圧分散とは、体圧を体全体に分散して特定の部位にかかる負担を軽減しようとする、寝具に欠かせない機能のひとつです。人の体は部位によって重さが違うため、寝姿勢になったときも各部位にかかる体圧は異なります。一般的に、他の部位(頭部、胸、背中、足)に比べて、腰に体圧が多くかかっているといわれています。マットレスの体圧分散力は、この腰にかかる体圧をいかに分散させるかがポイント。体圧分散がうまくできなければ、約8時間という睡眠中、常に腰に負荷がかかっている状態となるため注意が必要です。「寝ると腰が痛くなってしまう」という人は、お使いの寝具の体圧分散性が損なわれている可能性があります。
【余分な力をかけずスムーズな寝返りを】
体圧分散性に優れていても、ずっと同じ姿勢でいると血流が悪くなり、熱がこもって体温が上昇します。それを調節するのが寝返りです。私たちは一晩に20回以上寝返りを打つといわれています。例えば、正座をしていて足が痛くなったり汗をかいたりしたときは、座り直すといったようにして体勢を変えます。寝ているときにはその動作を寝返りという方法で無意識に行っているのですから不思議です。余分な力をかけずスムーズな寝返りが打てること。これも寝具に求められる条件のひとつです。
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