


サイドレールとベッド柵は製品によって呼び名が異なり、それぞれどのような違いがあるのか分からないと思う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はサイドレールとベッド柵の違いについて分かりやすくまとめました。
さらに、サイドレールに似た形状の介助バーの特徴・種類・注意点についても解説していきます。
ぜひ本記事を参考に、サイドレール・ベッド柵・介助バーの違いを明確にしてから購入を検討しましょう。
サイドレールとは寝具の落下や利用者本人がベッドから転落しないために、ベッドのサイドフレームに取り付ける柵のことです。
サイドレールは、サイドフレームに取り付けて使用するものであり、差し込み式や撥ね上げ式などがあります。
しかし、ベッド用手すりのような強度はないため注意が必要です。
大きく分けて、この3つの用途や目的として使われます。
またサイドフレームは、差し込むだけの形式で軽い物が多く、 付け外しが簡単なのも特徴。
頭側、足側、または中央部などに自由に取 り付けられます。
欠点(デメリット)として、多少遊びがありガタガタし やすいので、全体重をかけてしまうと危険なので注意が必要です。
ベッド柵とは、介護や医療用のベッドに使用され、転落および寝具の落下を防ぐために使用される柵のことです。
「ベッド柵類」として呼ばれる場合も多く、ベッド柵類とはサイドレールや介助バー(L字柵)などベッドの付属品のことを指します。
中には特殊な機能を有しているベッド柵もあり、特に介助バーはベッド上での起き上がりやベッドからの立ち上 がりの動作を補助するための製品です。
サイドレールとベッド柵は製品によって呼び名が異なるだけで用途や目的は同じものです。
どちらもベッドからの転落と寝具の落下を防ぐために使用される柵のことを指します。
サイドレールの種類は大きく分けて3種類あります。
これから、それぞれの特徴についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
サイドレールの種類を選ぶ際は、使用する頻度やお使いのシーンに合わせて選びましょう。
差し込み式サイドレールは、ベッドの隙間にサイドレールを差し込んで使用するタイプです。
サイドレールの抜き差しがしやすく、比較的軽量なので取り外しが簡単です。
折りたたみ式サイドレールとは、レバー操作で簡単にサイドレールを折りたためるタイプです。
たとえば就寝するときのみに、サイドレールを使用したいけど日中は不要という場合に便利。
日中はサイドレールを折りたためるので、ベッドで閉塞感なく生活ができます。
折りたたむ際の指ばさみ防止ストッパーや、誤操作による解除を防止する二重ロック機能など、さまざまな機能の商品が多くあります。
一日中サイドレールがあると閉塞感がある方や、シーンによってサイドレールを使用したい方によいでしょう。
サイドレールにはロングタイプ・レギュラータイプ・ショートタイプの3種類あります。
柵は長めの方が落下防止には効果的ですが、ベッドへ腰掛けた際に邪魔になる場合があります。
そこで、ベッドの一部にショートタイプのサイドレールを使うと、足をおろして腰掛けやすくなるので便利です。
購入するときはベッドのサイズや用途にあわせて、サイドレールの長さを検討してみてください。
サイドレールのメリットは主に2つです。
サイドレールを有効活用するために、それぞれのメリットを見ていきましょう。
サイドレールを使うと、ベッドからの転落を防げるメリットがあります。
たとえば、加齢による身体機能の低下や、病気や薬の影響で利用者がベッドから転落する可能性があります。
たった一度の転落でも頭を打ったり骨折などから、寝たきりになってしまう場合があるので注意が必要です。
ベッドから転落する可能性がある場合はサイドレールの取り付けをしましょう。
サイドレールは、掛け布団やマットレスの落下を防げるメリットがあります。
とくにマットレスがずり落ちてしまうと、利用者もマットレスと一緒に転落する可能性があり非常に危険です。
就寝時だけでもサイドレールを左右に取り付けると、寝具がずれにくく落下防止につながるので使用の検討をしましょう。
サイドレールのデメリットは主に3つあります。
購入を検討する前に、サイドレールのデメリットを確認しましょう。
それぞれどのようなデメリットがあるのか、詳しくご説明していきます。
サイドレールは、手すりの代わりとしての使用はできません。
詳細は後述しますが、介助バーに比べるとサイドレールはパイプの径が細いため、手すりのようにしっかり握ることができません。
手すり代わりとして無理に使用すると、ベッドの取り付け穴に差し込んでいるパイプ先が曲がってしまったり、サイドレールが斜めに傾いてしまう場合があります。
サイドレールは落下や転落防止用のアイテムなので、手すりとして使用しないようにしましょう。
サイドレールを使用すると寝位置が足側に寄ってしまう場合があり、介護する方に大きな負担がかかる場合があります。
サイドレールをベッドの上部2箇所につけた場合を考えてみましょう。
まず、寝転ぶためにベッドに腰掛ける位置は足元寄りになります。
その位置からベッドに寝転ぶと寝位置が大分足側に寄ってしまい、頭元が開いている状態に。
そこから介護する方が寝位置を頭側に修正するとなると、かなり腰に負担がかかってしまいます。
サイドレールを使いながら寝位置を正しくしたい方には、ショートタイプのサイドレールを検討しましょう。
ショートタイプを使用すれば、ベッドに腰かける位置が真ん中あたりになるので、寝位置も正しくなるのでおすすめです。
サイドレールが原因でさまざまな事故が発生していることをご存知でしょうか。
まずは、サイドレールによって起こってしまった、事故の例を3つご紹介します。
サイドレールを使用する際は、ベッド周りの整理や定期的な見守りを行うことが大切です。
介助バーは別名「L字柵」とも呼ばれます。
介助バーは、利用者が起き上がりや立ち上がりをサポートしたり、車椅子への移乗動作の補助をする目的で使用されるアイテムです。
そのため、手すり部分が太く握りやすい形状なのが特徴です。
介助バーとサイドレール(ベッド柵)は、どちらもベッドのサイドに設置して使う商品なので一見同じようにみえますが、用途が全く異なります。
福祉用品を購入する際は、目的や用途を明確にしてから選ぶようにしましょう。
介助バーには、大きく分けて3種類のタイプに分けられます。
これからそれぞれの特徴や、どのような方向けのタイプなのかをご紹介していきます。
介助バーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
スイングアームタイプ(回転式アーム介助バー)は、手すりの部分の角度が自由に変えられるタイプです。
決まった角度ごとに固定されるものや、自由な角度で固定されるものなど商品によってさまざまです。
利用者の介護レベルや病状に合わせて介助バーの機能性を検討しましょう。
サイドレールと介助バーは別の用途で使用するのが一般的ですが、商品によってはサイドレールと介助バーが一体型になっているタイプもあります。
ベッドからの立ち上がり動作などをサポートする介助バーの用途と、転落・落下を防ぐ目的も果たすので、目的の自由度が高まります。
ベッドの片側だけ一体型タイプを使用すると、車椅子の移乗などの際に便利です。
床置き式介助バーはベッドに固定するタイプではなく、床に置くタイプの介助バーです。
使用しないときは折りたたんで収納できるので、介助バーの使用頻度が低い方におすすめです。
一般的な介助バーに比べるとベッドに直接固定していないため、介助バーの取り外しが簡単というメリットもあります。
介助バーのメリットは主に3つあります。
これから介助バーのメリットを詳しくご紹介していきます。
介助バーの購入を検討されている方は、参考にしてみてください。
介助バーは体重や力をかけて支える目的で使用されます。
そのためベッドにしっかりと固定する取り付け方法が主流で、ぐらつきが少なく安定感があります。
介助バーは、寝返りの際や起き上がりに手すり代わりとなり動作をサポートします。
軽い介助が必要な場合でも、手すりを持つことで介護される方の力を発揮しやすくなり、介助量を減らせます。
手すり部分の角度調節が可能なため、車椅子への移乗を楽にするメリットがあります。
介護する方も介護される方も、体の負担を減らせるので介助バーを利用するメリットは大きいでしょう。
介助バーを使用するデメリットは以下の2点です。
これから、それぞれどのようなデメリットなのか詳しくご紹介します。
ぜひ、購入する前の参考にしてみてください。
商品によって自動ロック機能があるものもありますが、自動ロック機能がない場合は手動で手すりをロックする必要があります。
そのロックを忘れてしまうと、利用者がバランスを崩して転倒してしまう可能性があるので注意が必要です。
常に見守ることが難しい場合は、自動ロック機能がある介助バーの購入をおすすめします。
介助バーは安定感を重視しているため、ベッドに直接固定する商品がほとんどです。
そのため、介助バーをシーンに合わせて頻繁に取り外しをしたい方にはデメリットになるでしょう。
落下・転倒を防ぐサイドレールや、日々の動作をサポートするための介助バーは利用者を安全に補助するためのアイテムです。
しかし、サイドレールや介助バーの隙間が原因で事故が起きてしまう場合もあります。
事故が起きないために、事前に取り付けの際に以下のような隙間を作らない工夫が大切です。
最悪の場合、死亡事故にもつながるので対策はしっかりと行いましょう。
出典:インテリアセンターくらしき
岡山・インテリアセンターくらしきでは、さまざまな用途や目的に合わせた電動ベッド・サイドレールを展示販売しています。
一人ひとり、ぴったりマッチするベッドや布団が違うように、利用者によって適切なサイドレール・介助レールを選ぶのは安全のためにも重要です。
介助バー、サイドレールの購入を検討しているけれど・・・
安全で快適に使えて、毎日がちょっと楽になる。そんなお手伝いが「インテリアセンターくらしき」にはできます。
電動ベッド、や介助バーのご相談には専門のスリープアドバイザーが、丁寧にヒアリングをした後にご利用者様にぴったりのご提案致します。
フランスベッド差し込み式サイドレール一覧
GX-N ハンドレール仕様
品名 |
GX-Nハンドレール(1本入り) |
品番 |
3008000 |
サイズ |
W700×H413mm |
仕様 |
向きを変えて取付も可能です。 ベッド片側に同時に2本まで取り付けられます。 |
主材 |
バーチ材 |
カラー |
エスプリウォールナット1(ESW1)、エスプリオーク(ESO)、スタンダードアンバー(SAM) |
メーカー |
フランスベッド株式会社 |
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今回はサイドレールとベッド柵の違いや、介助バーの特徴・種類などについて詳しく解説しました。
サイドレールとベッド柵は呼び名が異なるだけで、目的や用途は同じく、転落・転倒を防ぐために使用されるものです。
そして介助バーは、起き上がりや車椅子の移乗の際に便利な手すりとして使用されます。
利用者が転落してしまうリスクや、寝具のずり落ちが気になる場合はサイドレールを導入すれば問題ありません。
しかし、サイドレールは手すり代わりで使用はできませんので注意しましょう。
また購入後は、必ずサイドレールや介助バーの隙間対策をすることで事故を防げます。
ぜひ、利用者の使用目的や用途にあわせてお気に入りの製品を探してみてください。
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