睡眠に関する悩みは複数ありますが、その中の1つとして寝ても疲れが取れないというものがあります。この理由はさまざまありますが、一体どのようなものなのでしょうか。
この記事では、マットレスで寝ても疲れが取れない理由や、疲労回復のためにマットレスを買い直す際のポイントなどを解説しています。気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
マットレスで寝ても疲れが取れない理由としては、以下の3つが挙げられます。
それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。
寝返りがスムーズにできないと血液やリンパの流れが悪くなり、一部の筋肉に疲労が溜まって疲れが取れにくくなるとされています。寝返りというのは重要なもので、寝返りができないということは、快適な睡眠ができないということにもつながります。
寝返りがスムーズにできない理由はさまざまです。例えば、マットレスの幅が狭かったり、他の人と一緒に寝ている影響で寝返りしにくくなっていたりなどです。
柔らかすぎるマットレスは睡眠時の姿勢が悪くなり、結果として寝たのに疲れてしまうのです。睡眠時には正しい姿勢というものがあり、柔らかすぎるマットレスはその姿勢ができません。
もう少し具体的にすると、柔らかすぎるマットレスだと身体が沈んでしまい、腰や背中の骨を歪めた状態で寝ることになります。その上、7時間ほど同じ姿勢で寝るということになるため、快適な睡眠ができないのです。
通気性も睡眠において重要なポイントで、通気性が良いと湿気を除去して快適な睡眠をサポートしてくれます。反対に通気性が悪いと内部に湿気がこもりやすくなり、快適な睡眠が取りにくくなる上に、マットレスの劣化の原因にもつながります。
疲労回復できない理由はマットレス以外もあり、主なものとして以下の理由が挙げられます。
こちらも1つずつどのようなものなのか見ていきましょう。
睡眠負債が溜まっている状態での睡眠は、普段の睡眠時間を確保していても疲れが残ってしまうことがあります。睡眠負債というのは日頃の睡眠不足が借金のように溜まっている状態のことです。
睡眠負債は睡眠だけの問題ではありません。集中力の低下や注意力の低下といった日常生活にも影響を与えます。だからこそ、できる限り睡眠負債を抱えてしまわないようにする必要があります。
もし寝る前にスマホや読書をしているのであれば、それが原因で寝ても疲れが取れない可能性があります。
スマホや読書は脳を覚醒状態に近づけてしまうため、どうしても睡眠の質が悪くなってしまいます。このことから、基本的にマットレス＝寝るためだけのものと考えるのがおすすめです。
寝る前にカフェインを取るのもおすすめできない行為です。カフェインを摂取すると眠気を感じにくくなり、疲労に伴う眠気も少なくなります。その上、カフェインには利尿作用もあることから、尿意で頻繁に目覚めてしまい、睡眠の質を悪化させてしまいます。
赤ちゃんやペットと寝たいという気持ちもわかりますが、その行為が睡眠の質を悪くさせている可能性があります。
上記で述べたように、誰かと一緒に寝ると寝返りできるスペースが狭くなり、疲れが取れない睡眠となってしまいます。
また、赤ちゃんの場合は昼夜の境目がなく、数時間おきに目を覚ます影響で慢性的な睡眠不足に陥りやすいのが現状です。
その上、無意識のうちに寝返りで赤ちゃんを押しつぶさないようにして寝ていることから、どうしてもグッスリと寝るのが難しくなっています。
マットレスが原因で疲労回復できないのであれば、思い切ってマットレスを買い直してみてはいかがでしょうか。マットレスを買い直す上でのポイントを以下で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
マットレスを買い直すのであれば、まず疲労回復できない理由を明確にする必要があります。
例えば柔らかすぎるマットレスが原因ならば、今のマットレスよりも硬いものがおすすめです。一方で寝返りが問題ならば、寝返りしやすいサイズのものを選びましょう。
このように理由を明確にしておくことで、どのようなマットレスが最適なのか絞り込みやすくなります。
画像出典：インテリアセンターくらしき
マットレスはインターネットでも購入できますが、寝たり触ったりできる実店舗での購入がおすすめです。実際に確かめられるからこそ、マットレスの購入で失敗してしまうことを防ぎやすくなります。
疲労回復のことを考えるのであれば、高反発マットレスのほうが疲れにくくなっています。
低反発マットレスの場合、スムーズに寝返りができません。結果として、寝たのに疲れが溜まっている状態になりやすいです。
そのため、適度な硬さの高反発マットレスを探してみるのが良いでしょう。
サイズも睡眠の質に影響を与えるため、自分の体格や寝る人数などを考慮して選びましょう。例えば身長が180cm以上の方ならば、ロングベッドを選ぶことで快適に寝やすくなります。
また、カップルや夫婦など二人で寝る場合にはダブルベッドがおすすめです。セミダブルベッドだと狭くて、快適な睡眠が実現しにくくなります。
マットレスを選ぶ際には体重も重要で、体重次第でおすすめの硬さが変わります。
例えば体重40kgから70kgならば、普通の硬さで問題ありません。それ以上の体重の場合は、硬めのものを選ぶことで、しっかりとマットレスが身体を支えてくれます。
マットレスはさまざまな種類があるため、人によってはどのように選べばよいか悩むかもしれません。
もしそうであるならば、メーカーで選んでみてはいかがでしょうか。特にフランスベッドとシモンズは疲労回復目的でマットレスを探している方におすすめです。
出典：インテリアセンターくらしき
フランスベッドは日本生まれのメーカーで、国内生産を徹底しています。通気性にも優れており、日本人のことを考えて作られたマットレスがそろっています。
例として「TW-100α シングル」は、高密度連続スプリングのおかげで理想的な寝姿勢と寝返りのしやすさを実現しているマットレスです。クッションは硬めで、仰向けで寝る方におすすめです。
シモンズは高級マットレスメーカーとして知られており、独自のテクノロジーを駆使して理想的なマットレスを日々研究開発しています。
その証拠として、シモンズは世界で初めてポケットコイルを開発したメーカーとして知られています。
シモンズのマットレスの中でも、代表的なものが「ゴールデンバリュー」です。硬めでしっかりとした寝心地であり、寝返りも打ちやすいです。
値段は高めですが、質の高いマットレスを探している方にとっては魅力的な存在でしょう。
今回は、マットレスで寝ても疲れが取れない理由や、疲労回復のためにマットレスを買い直す際のポイントなどを解説しました。
寝ても疲れが取れない理由は複数あり、マットレス以外が原因の場合もあります。
そのため、きちんと疲れが取れない理由を見つけた上で、その問題を解決できるマットレスに買い直しましょう。
突然ですが、あなたは今の寝具でぐっする眠れていますか？
こんな症状が出始めたらマットレス買い替えのサインです。
また、マットレス自体のカバーの変色や異臭、破損などがある場合は衛生上問題や怪我をする恐れもあります
マットレス試用期間や体重の変化とともに寝返り回数は増えたりします。
マットレスを購入してから10年以上経過している場合は買い替えの検討をしてみてはいかがでしょうか？
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