褥瘡や床ずれという言葉、一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、どのような意味なのか知らない方もいるかもしれません。
そこで今回は、褥瘡・床ずれを詳しく説明し、褥瘡床ずれを予防するためのマットレスの選び方を解説します。気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
褥瘡・床ずれとは、寝たきりといった理由によって体重で圧迫されている部分の血流が悪くなり、その部分の皮膚が赤くなったりただれたりすることを指します。一般的には床ずれと呼ばれています。
褥瘡は基本的に生じにくいものです。その理由として、人間は睡眠時に無意識で寝返りをするため、同じ部分が常に体重で圧迫されることが少ないためです。
しかし、自分で体位変換できない方の場合は寝返りができないため、体重で圧迫されている部分の血流が悪くなってしまいます。褥瘡になりやすい人としては、以下のような方が挙げられます。
褥瘡は抱えている病気によって発生する可能性もあるため、そのことにも注意しながら予防しなくてはなりません。
また、上記で挙げた骨盤骨折や糖尿病などは褥瘡の原因として特に注意すべきものですが、危険因子として考慮すべきものとして悪性腫瘍やアルツハイマー病などが挙げられます。
褥瘡ができやすい部分は、寝ている姿勢によって変わります。例えば仰向けで寝ている場合は後頭部・肩甲部・仙骨部・かかとの4箇所です。
横向きで寝ている場合には、耳・肩・ひじ・腸骨・ひざ・くるぶしが褥瘡になりやすい部分となります。
基本的に褥瘡ができやすい部分というのは、骨が突き出している部分です。そのため、寝ている姿勢で、マットレスと接している骨が突き出している部分には注意が必要になります。
褥瘡の見分ける際は、まず皮膚が赤くなっているところを探します。もしあればその部分を、人差し指で3秒ほど圧迫して、白くなるかどうかチェックしてみましょう。この方法は指押し法と呼ばれています。
上記の方法で圧迫した際、押した際に白くなって離した際に赤くなれば、褥瘡ではありません。一方で押しても赤みが消えずにそのままならば、初期の褥瘡である可能性が高いです。
褥瘡には4つのステージが存在します。表にまとめると以下の通りです。
ステージ段階 |
特徴 |
ステージⅠ |
・指で押しても白くならない紅斑 ・皮膚の色素が濃い人だと見つけにくい |
ステージⅡ |
・水疱や皮膚損傷などが見られる ・表皮と真皮の一部を含む |
ステージⅢ |
・全層に至る皮膚損傷 ・皮下脂肪まで視認できる |
ステージⅣ |
・骨・腱・筋肉の露出も含められた皮膚損傷 ・骨髄炎や骨炎などが生じやすくなる |
ここまで褥瘡に関する基本的な情報を紹介しましたが、その上でマットレスは重要な存在です。もしマットレスがその人の身体に合っていなければ、寝返りがしにくくなって、褥瘡を引き起こしてしまう可能性があります。
特に寝たきりの場合はマットレスが必要不可欠であり、その人の身体にマッチしているかどうかが重要なポイントとなります。
だからこそ、褥瘡対策としてマットレスを買おうと考えているのであれば、なんとなくで選ぶのではなく、しっかりと時間をかけて選ぶのがおすすめです。
上記で述べたように褥瘡とマットレスは深い関係であるため、この項目では褥瘡・床ずれを予防するためのマットレスの選び方を紹介します。理想的なマットレスを見つけるためにも、以下の内容を参考にして探してみてください。
褥瘡のことを考えてマットレスを選ぶ場合には、自力で身体の向きを変えられるかどうかが重要になります。
もし可能ならば、安定して身体の向きを変えられるようなものをメインに探すのがおすすめです。一方でできない場合には、体圧分散性をメインにしましょう。
寝返りがしやすいかどうかも重要なポイントであり、仮に自力で身体の向きを変えられるとしても、寝返りがしにくいと快適な睡眠が取れません。
そうなれば、褥瘡ではなく腰痛を引き起こしてしまったり、きちんと寝ているのに疲れが取れなかったりといった問題を引き起こす恐れがあります。
寝返りに関しては、マットレスのサイズも重要なものとなります。その理由として、マットレスのサイズが狭いと寝返りがしにくくなるためです。
そのため、寝返りがしやすいかどうかチェックする際には、マットレスの柔らかさだけではなく、サイズも見ておきましょう。
今回のような目的の場合は通気性の良いものを選ぶのがおすすめです。褥瘡が心配な寝たきりの方の場合、失禁してしまう可能性が高いです。また、どのような人間であっても寝ている最中に汗を出すため、そのことを含めて通気性の良いものを選ぶようにしましょう。
もし高齢者向けにマットレスを探しているのであれば、二層式エアマットレスがおすすめです。二層式エアマットレスはセルが二層に分かれており、セルが完全に収縮することがありません。
また、日本で開発された三層式エアマットレスも同じような効果があります。
このことは、日本褥瘡学会による「褥瘡予防・管理ガイドライン」に記載されています。ガイドラインでは、高齢者向けの褥瘡予防としての体圧分散マットレスとして二層式エアマットレスを、推奨度B(根拠があり、行うよう勧められる)としています。
もし在宅介護向けのマットレスを探しているのであれば、パラマウントベッドがおすすめです。パラマウントベッドは介護向けに作られたもので、世界的に有名な介護ベッドメーカーとしても知られています。
パラマウントベッドでは、介護する側とされる側の双方のことを考えて開発されました。そのような意味でも在宅介護向けのベッドとしておすすめであり、介護する側の負担を少しでも軽減してくれるような機能が備わっています。
体圧分散性を重視したマットレス選びならば、ポケットコイルのものを選びましょう。ポケットコイルのマットレスは体圧分散性に優れており、自然な位置で身体をサポートしてくれます。
ただし、ポケットコイルのマットレスは折りたためず、大きくて重たいという欠点があります。洗うこともできないため、それらデメリットのことも含めてポケットコイルにするかどうか考えてみましょう。
画像出典:インテリアセンターくらしき
今回は、褥瘡・床ずれの基本情報や予防するためのマットレスの選び方を解説しました。褥瘡は寝たきりの方や薬の副作用で免疫力が低くなっている方などに生じやすく、4つのステージに分けられます。
その上で褥瘡とマットレスは深い関係であることから、予防するのであれば今回紹介したポケットコイルを踏まえてマットレスを選んでみましょう。そうすることで、理想的なものを見つけられるはずです。
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